ファミチキが好きな男
おはようございます。
おはようサンフランシスコのダニエル=カボ爺(@kabojii)です。
偉いね。今月2回も書いてるよ。本当に偉い。
サボテンの飼育は水を全然あげなくていいんだよ!って言われて買って2年くらい放置して枯れさせた俺が1か月に2回も記事を書いてる。ハイパー偉い。サボテンあの時はマジごめん。
まぁ書きたいから書いているわけだから偉いことではないのだけど。
何を書きたくて書いてるのって
ファミチキってうまいよね。 って話。
え?ファミチキって何?ってコンビニを普段使わないGA〇KTとかY〇SHIKIみたいな人(実際はどうか知らない)いるかもしれないから俺が懇切丁寧に1から説明しようかな。
コレ。
そもそも俺はチキンっていう食べ物がめちゃくちゃ好きなのである。
好きな食べ物は手羽先だし、焼肉に行っても鶏肉から頼むし、好きな映画はチキンリトルだし、好きなバンドはBUMP OF CHICKENだし、好きな芸人は大木こだまひびきなの(チッチキチーって言ってた人)
チキンが好きすぎて生きたニワトリを生で食ったこともある。
で、そんなチキン大好き星人の俺が大喜びイベントが最近あって。
3/31 ~ 4/6 の間今まで税込み180円だったファミチキが過去最安値の100円になってたのだ(とっくに終わってる)
当時の俺は
俺に優しくしてくれるのはファミリーマートだけだよ…(100円セールのファミチキ食いながら)
— カボ爺 (@kabojii) 2020年3月31日
井の中の蛙大海を知らず、
— カボ爺 (@kabojii) 2020年4月2日
されどファミチキの安さを知る(100円のファミチキ食いながら)
ウッキウキでファミチキ食ってた。
仕事行く朝、帰り道、給水ポイントのようにファミマに100円握りしめて通ってた。
握りしめすぎて右手から100円の痕がいまだに消えてない。それくらい握ってた。
でも1つだけこのイベント、問題があった。
ウチの近所の店員さんがすげーこええの。
いやね、これを書くとファミチキを販売してる某コンビニエンスストアの風評被害になるかもしれないから少しためらいはあるよ。だからコンビニの名前は伏せるね。ファミチキ販売してるだけじゃさすがにどこのコンビニか分からないと思うから。
話もどすけどマジで怖い。30代後半くらいかな。ロン毛で髪結んでてゴツくて無口だから俺はキマリって呼んでるんだけど。
←キマリ
普段の俺はそのコンビニの外から様子見て、キマリが店員の時はLチキが売ってる別の店までわざわざ歩いて用を済ませてた。コンビニに特にこだわりないから。
でもチキン愛好家の俺。ファミチキが安くなってたら例え店員がキマリでも俺はそのコンビニに行かなきゃいけない。
ほぼ毎日。俺は震えながらキマリに100円を渡し続けた。
初日は真顔で対応してたキマリも毎日ファミチキを頼んで3日目になると顔をみて「ファミチキだろ?」ってそっとトングを握るようになった。
そして4日5日とファミチキを求めてキマリと戦う日々は経過し、気が付けば4/6最終日の日付が変わるギリギリ。俺は最後のファミチキフェスティバルを開催をするためにコンビニへ向かった。
これが最後だ。
俺は180円のファミチキは抱けない。
キマリ、お前を倒して俺は最後の100円のファミチキを抱くよ。
俺「ファミチキ3個ください(プルプル)」
3つである。
俺は心の中で「チェックメイト…」と唱えながら3枚のシルバーコインを差し出した。
キマリ「2個っすね(ニタァ)」
…キマリが………………笑った!?
最終日の夜、きっと俺がファミチキを最後に買いにくることをキマリは悟っていた。
いつもワンファミチキの俺が最終ターンでスリーファミチキを頼むことで真っ黒に霞んでいた心がきっと晴れたんだろう。キマリが見せた一瞬の笑顔はファミチキからあふれる脂のようにキラキラしているように見えた。
ありがとうキマリ、一週間俺のファミチキを対応してくれて。
ありがとうキマリ、最後に笑顔を見せてくれて。
美味しいファミチキを、ありがとう。
俺はそんなことを思いながら最後の一言を放った。
ぼく「あ、いや2個じゃなくて3個です」
キマリ「あ、サーセン。」
おしまい。